三重県の省エネ調査機関の先駆けとして認定されたプロ
コラム
公開日: 2016-01-25
職能
先日の土地家屋調査士の研修会で、印象に残った言葉の一つに「プロフェッション」という言葉があります。
建築のプロとか土地境界のプロなんていう言い方をすると、「プロ」という言葉は「プロフェッショナル」をイメージしてきましたが、「プロフェッショナル」はあくまで「職業」とか「専門家」という意味であり、それだけでは役不足で「プロフェッション」として社会全体に貢献できる必要があるというお話でした。
「プロフェッショナル」と「プロフェッション」似ているようで、大きく違うものなんですね。
土地家屋調査士に限らず、どんな資格者にも大切なことがらだなと感じたのは、相手に提示する説明等は自分の信じることによって相手方に理解をさせる必要があるため、自分ができるというプロフェッショナルとしての経験測でモノを見るような意識だけでなく、プロフェッションとしての倫理観や学術的根拠等をしっかりと身につける必要があるということです。
そのためにも、どんどんと自分の能力を高めていく必要があり、同時に成果も高く積み上げていかなくてはいけないのです。
そこで、今日のタイトル「職能」という言葉がピンときました。
「職能」を「職」と「能」とに分けてみると、「職」は、昔から「しき」と読み、ある一定の身分の地位を表わしていますね。
天職という言葉もあるように、何かさずかったものを遂行するというような、ある意味で倫理的な要素が含まれています。
そして「能」は、能力とか才能という言葉もあるように、何かができるということ、すなわち一定の「技」があることを示しています。
「職」で倫理的側面を表わし、「能」で技術的側面を表わしていると考えれば、「職能」=「プロフェッション」となるようにも思います。
今後、自分が進む道で「プロフェッション」と呼ばれるようになるためにも、自分自身の知識はもちろんですが、併せて技術や倫理観についてももっともっと磨いていかなければならないと感じました。
どんな職業においても同じです。
個人個人で高い所に意識を持ち、社会に貢献していく想いを持つことが大切なんでしょうね。
皆さんはご自身の仕事で「プロフェッショナル」として活動されていますか?それとも「プロフェッション」としての域をしっかり目指していますか?
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