三重県の省エネ調査機関の先駆けとして認定されたプロ
コラム
公開日: 2017-03-27
伝える技術
資格者にとって大切なスキルの一つに「伝える」ということがあると思います。
人にモノを伝えるということは本当に大切で本当に難しいことです。
資格者に限らず、相手のモノを伝える機会はたくさんあるのですが、正確に伝えることはなかなかできません。
僕の専門である建築でいえば、こちらが理解できていることでもお客様には全く見当がつかなかったり、逆にいお客様のイメージがこちらには全く伝わっていなくて思っていたものと食い違いが起きるなんてことがよくあります。
それをなくすためには、しっかり自分が相手の想いを理解し、またやろうとしている本質部分が何なのかを把握しておく必要があります。
例えば、お客様の要望が「壁の結露でカビが発生したから修理したい。」だったとします。
お客様は最終的な仕上がりのキレイさにばかり目を取られ、肝心の結露の原因については忘れてしまうこともよくあることなんです。
打ち合わせの時に壁紙の色や仕上がりばかり話していては、結果として同じ結露が繰り返され、お客様の希望にかなうことなく工事が終わることになりかねません。
プロとして資格者としてお客様に伝えるべきことは、「結露の原因・カビの原因は何であるかを伝えそこをお客様に理解をしてもらうこと」となります。
つまりそこに本質部分があり、壁の仕上がりについては本質から離れた部分となるわけです。
このようにモノを伝えるときには、いかに自分が向き合っている本質部分をしっかり伝えることが大切かということがよくわかります。
僕自身、毎日このコラムで自分自身の想いを伝えているのは僕なりのいかにしっかりと本質部分に触れて伝えられるかの訓練でもあります。
物事は繰り返していけば必ず上達しますし、成長していきます。
モノを伝えることも同じ。
人から聞いた情報を、正確に相手に伝えること。
これが簡単そうで難しいんですよね。
資格者として、専門的なことを相手にわかりやすく説明することも、大切なスキルだと思い、今後も伝える技術をもっと磨いていくよう努力していきます。
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