コラム

 公開日: 2013-10-09 

建物の定義

たまには、建築家らしいことも書いてみたいと思います。

みなさん・・・「建物ってなに?」と聞かれたらどのように説明しますか?

きちんと説明するとなると意外と難しい・・・。

これ法律によって説明が違うんですよ!

「民法」では建物という言葉はなく「土地とその定着物」という風に現わされて、土地にくっついているものの一つに「建物」があるとされています。

少し発展して「不動産登記法」では「土地に定着する構造物で、外気分断性があり、ある目的に供しうるもの」となります。

つまり、土地にくっついたもので、人が作ったものであり、雨風がしのげて、何かしらの目的に使われるものが建物なんです。(登記法の場合これにさらに売買できる(取引)という条件もつきます)

これでいえば洞窟に装飾を施しても建物ではありません・・・人が作ったものではないですからね。

そして、我々建築業に最も必要な「建築基準法」では「建築物」と表現されて「土地に定着する工作物で、屋根壁を有するもの、それに付属する門、塀、建築設備を含む」となり、「登記法」でいう建物に近いのですが、門やら、建築設備(煙突とか)も建物に含まれてきます。

一口に「建物」といってもこんなに解釈があります。

建築業界では当たり前のことでも、一般のユーザーには「なんじゃ?」って感じることってたくさんありますよね。

これからは折を見てそう言ったことにもこのコラムの中で触れていきたいと思いますので楽しみにしてください。

ところで・・・ゲゲゲの鬼太郎の家は建物になるのかな?土地に定着・・・してると言えばしてるし・・・(笑)

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