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コラム

 公開日: 2017-09-19 

無機塗料とは?有機塗料との違い、メリットデメリットなど

塗料には無機塗料と有機塗料があります。簡単に言うと、無機塗料は鉱物など無機物が含まれると塗料で、有機塗料は人工的に作られた物質が含まれている塗料のことです。

無機塗料に含まれる鉱物などの無機物は紫外線の影響を受けにくいため外壁塗料に用いても、紫外線による劣化を軽減できるということでつくられました。無機塗料であっても、外壁に塗布した際に外壁になじみやすいように有機物(合成樹脂)を混ぜてあるため、無機物と有機物の混合塗料となります。

有機塗料は有機物(合成樹脂)を使用して作られた塗料で、アクリルやウレタン、シリコン、フッ素といった塗料が挙げられます。

無機塗料とは、有機塗料との違いについて

石など自然界にある鉱物は無機物で、太陽の光などにより劣化しにくい特性があります。
このようなことを理由に、無機物が含まれる塗料(無機塗料)は耐候性に優れる塗料としてつくられました。
無機物が含まれる無機塗料ですが、それだけでは外壁に塗ったときになじみにくいなどの問題があり塗料として成り立ちません。外壁にうまくなじませるために人工的に作られた合成樹脂も含まれているため、無機塗料であっても有機物が含まれています(混合塗料)。

無機塗料、有機塗料といった言葉がありますが、無機物だけでは塗料としてはうまく機能しませんので有機物が含まれています。

このようなことから無機塗料は、有機樹脂塗料の一種として考えるとわかりやすいと思います。

無機塗料のメリットについて

無機塗料は耐候性に優れています。耐候性に優れているということは、塗装した対象物を長期間保護してくれるということです。

耐候性の高い塗料としてシリコン塗料やフッ素塗料が挙げられますが、シリコン塗料やフッ素塗料などと比較して耐候性に優れ、長期間にわたって光沢を維持する無機塗料も大手メーカーなどが開発・販売しています。

ある塗料では、過酷な条件下の実験で、フッ素塗料の光沢保持率が20%未満になってしまっても70%以上の光沢を維持している、といった結果もあります。

また、低汚染性といった特徴も無機塗料にはあります。
無機塗料は、親水性や静電気が起こりにくい性質があり、汚れにくい低汚染性を備えています。

親水性とは、水となじむ性質のことで、親水性がある無機塗料を塗った外壁の表面に汚れが付着しても、塗装した表面と汚れの隙間に雨水などの水が入り込み、汚れを洗い流して落とします。

ほかに外壁などが汚れる原因の一つに静電気があります。
外壁の表面が静電気を帯びてしまうと、空気中を浮遊するチリやゴミなどが吸着し汚れます。さらに付着したチリやゴミが雨水などを含み、コケやカビが発生する可能性もあります。カビは見た目にも良くありませんし、健康被害の原因になることもありますので注意が必要です。

無機塗料は静電気が起こりにくい性質を持っているため、空気中を浮遊するチリやゴミなどが壁に付着しにくくなります。

また、無機塗料は有機樹脂だけの塗料と比較して難燃性であったり、不燃性だったりします。

ただ、上の項でもお話ししたように無機塗料といっても、鉱物などの無機物だけで作られているわけではありません。無機塗料の中には有機樹脂も含まれます。そのため「絶対燃えない」ということではありませんので、注意してください。

無機塗料のデメリットについて

無機塗料は有機樹脂の他に無機物が含まれているために、価格が高いことがデメリットとして挙げられるでしょう。
例えば、同一の仕上げ方や下塗り用の塗料の場合、フッ素塗料と比較して無機塗料は15%程度価格が高い場合があります。

さらに、無機塗料は塗装できる対象が限られていることがデメリットとして挙げられます。しかし、これはウレタン、シリコン、フッ素塗料なども同様で、それぞれの塗料に適していない不向きの素材はあります。

無機塗料は木部や屋根材、サイディングボード、ガリバリウム鋼板には向いていません。

無機塗料を選ぶ際の注意点について

一口に無機塗料といってもいろんなタイプがあり、「どれを選んだら良いか分からない」というのもデメリットと言えるかもしれません。

説明されていた耐用年数より短い年数で剥がれてしまう無機塗料もあり、注意が必要です。

施工をお願いする業者とよく相談し、その業者の塗装実績のあるメーカーや、塗料の耐久性などについて、過去の施工実績から確認させてもらうのも良いでしょう。

なお、どれだけ優れた塗料を使用しても、施工業者がいい加減な塗装をすると、塗料の機能が発揮されずに早期に塗膜がはがれたりすることがあります。そのため、信頼できる施工業者に依頼することも重要です。

塗料が短期間にはがれてしまうと、塗料の購入代金ばかりではなく、足場を組んだり、マスキングをしたりする工賃がかかる上、塗装工事をしている時は生活が不便になることは避けられません。

耐久性の高い塗料を外壁に施すのは、短期間で何度も塗装する手間を省く目的もあります。
このようなことから、塗料などについて納得ができるまできちんと相談に乗ってくれる業者を選びましょう。

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