コラム

 公開日: 2017-06-05 

農地転用の基礎5(三重県)

前回の続きで今回は権利部で注意することについて書きます。甲区(所有権)の項目で一番大事なことは登記簿上の所有者が農転の申請者であるか?ということです。相続が発生すれば登記名義を相続人に変えるのが原則ですが、期限が決まっていないため名義変更されていない場合が結構あります。そういう場合は相続手続きをして登記名義を変えないと農転申請ができません。4月に受任した案件で10年以上相続手続きがされていない土地の名義変更をしました。相続人全員(4人)が健在でしたのでスムーズに手続きが進みましたがこの中の誰かがなくなっていたりすれば手続きが複雑化します。(数次相続といいます)依頼人もそれを恐れて依頼してもらいました。また、親名義の土地に息子名義の家を建てる場合はローンを組む場合新築した家と土地に抵当権を付けないとローンが組めませんので土地の登記名義を息子に変える必要があります。農地の場合ですと所有権の移転がありますので4条ではなく、5条案件となります。(農地転用の基礎2参照)
次に乙区(所有権以外)の項目で大事なことは、抵当権と地役権の有無です。他人の権利がついているわけですからその方の同意が必要になります。地役権は特に通行地役権が設定されている場合は注意が必要です。
以上農転をするうえで重要な登記簿の見方でした。

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